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インコが迷子に… そんな時にできる事、見つかったらどうする!!

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インコを飼っていて、掃除中にまたは洗濯物を干している最中に窓からインコが飛び出してしまったことはありませんか?

これはとってもよく聞く話なんです。
脱走したくて脱走をするのではなく、脱走できる条件を揃えているのは人間なんです。
気をつけなければいけませんよね。
そんな、インコちゃんのお話を聞いたので、ご紹介します。

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ケース1

この前、知り合いのコザクラインコを飼っている人が、ふいに何も考えずに部屋の窓を開けてしまったのだそう。
すると、コザクラインコちゃん(ピーちゃん)、勢いよく飛び出してしまったとのこと。

戻ってくる気配もなく、ただ鳴き声だけが響いていたので、その辺にいることはわかっていたのが救いでした。
探しに行くとすぐに見つかり、口笛でいつものように呼ぶと、肩に乗ってきたのだそうです。
奇跡に近いとしか言えません。

そして、捕まえようとすると、また逃げてしまうんじゃないかと怖かったため、肩に乗せて、ピーちゃんを刺激することなく、家に連れて帰ったそうです。

と、このようにふとしたことで逃がしてしまう可能性もある、インコちゃん脱走。
気をつけなければいけません。
飼い主さんは、戻ってきてくれるのは奇跡に近いし、まさか肩に乗ってくるとは思ってもみなかったと、話していました。

これはコザクラインコがラブバードと呼ばれる所以の鳥だからだと思います。
コザクラインコは自分の気に入ったものにしか愛情を注ぎません。
ですので、今回のケースは、ピーちゃんが飼い主さんをしっかり愛しているから戻ってきたんだと思います。

ケース2

次は天敵に連れ去られかけたというお話です。
この話も、私の鳥仲間から聞いた話。
マンションの5階で飼っているオカメインコがいました。
現在ももちろん元気ですよ!ちょっとオカメの種類まではわからないですが…。

飼い主さんが、ケージの掃除をしているときに、ふとベランダから家の中に何かを取りに行くために窓を開けたそう…

するとオカメちゃん、外に興味津々だったのでしょう。
ポンっと外に出てしまい、ベランダにいたそうです。
飛ばなかったため、飼い主さんはちょっとだけ安心しました。
すると、次の瞬間!!

カラスが、オカメちゃんを持ち去ってしまったのです。
一瞬の出来事だったそう、黒い影というよりも、黒い何か塊が飛んできて連れ去っていった感じだったようです。

慌てて、飛んで行った行方を見ると、オカメちゃん必死の抵抗で鳴き叫びます!
そして、飼い主さんも必死で名前を呼びます。
次の瞬間!

カラス、オカメちゃんに気を取られ…壁に激突。
咥えていたオカメちゃんを手放しました。
あとを追っていた飼い主さんがすかさず救出。
骨折があったものの、なんとか命に別状はなし!

飼い主さんは、必死でオカメちゃんに謝ったそうです。

でも、身近にこんなに怖いギャングがいるとは、恐ろしいですね。
カラスは元々、雑食性です。人間のゴミもあさりますし、残飯で生きていける動物です。
そして、かなり頭のいい鳥さんです。
しかし、今回の場合カラスを悪者にするのはちょっと筋違いですよね。
オカメちゃんは色が様々です。地味なものも派手なものもいますが、ほとんどが日本にいるような鳥の色ではなく、やはりオーストラリア原産ということもあって、形も色も珍しいです。

性格は、興味はあるけど、臆病。甘えん坊、寂しがり屋など、とにかく人に対して温かく、本当に優しい鳥です。

そのため、飼い主さんはかなり必死だったと思います。

ケガがあったため、病院に連れて行き、獣医さんに言われた一言は…
『奇跡です!無事でよかった』
とのことでした。
食べられていたかもしれない命が、なんとか戻ってきてよかったですが、インコ類は本当に人間の少しの気の緩みで逃げてしまうので要注意!

ケース3

3つ目のお話はあっぱれというしかないお話です。
子どものいない老夫婦がセキセイインコを1匹飼っていました。

ある日、ご主人の方が出かける際にセキセイちゃんを頭に乗せているのを忘れて、出かけてしまったのだそう。
しかし、飛び立った時に気付いたご主人。
可愛がっていただけに、本当に残念でたまりませんでした。
自分が悪いんだ、と責めるしかなく…途方に暮れていました。

1週間ほど過ぎたある日。1本の電話。
知らない女性の声でした。
『お宅でインコを飼ってらっしゃいませんか?』
との質問でした。
ご主人は…
『飼ってましたが、1週間ほど前に逃げて行って、今は飼っていません』
そう答えたそうです。

ところが、その女性からは驚く答えが返ってきました。
『今、お宅のインコを預かっています。今からお届けに伺ってもいいですか?』
との事。
ご主人は驚きました。
どうして、電話番号がわかり、住所までわかったのか。
個人情報がそこまで流れてしまう時代なのか!と思って電話を切った瞬間・・・ 
後ろから奥様にこう言われたそうです。

『インコが帰ってくるんじゃない?』と。
実は、このインコ、オスなんです。
セキセイインコの場合、オスはとにかく人間の話す言葉を覚えて話します。

この老夫婦の奥さんの方が、合間を見つけてはセキセイさんに、電話番号と住所を教えていたそうです。
それが功を制し、セキセイインコは無事、飼い主の元へと戻ってきました。
すごいですよね、セキセイインコの言葉を覚える能力。
住所は曖昧だったため、電話の時にしっかり確認してくれたようですが、電話番号はバッチリだったそうです。
しかし、いい人に保護されて幸せなセキセイさんでした。

このケースも人間のミスですね。
ということはインコの脱走、迷子、事故については人間が責任の場合が多いです。
人間はイージーミスをおかし、鳥がナイスプレイを見せて飼い主の元へ戻ってきています。
では、インコが迷子になった際の探し方のご紹介をしたいと思います。

1.飛び立った直後~探し方

・まず、すぐそばにいる可能性が高いですので、家の近くを名前で呼びながら探してみてください。いつも呼んでいる呼び方でいいと思います。
例えば、ニックネームがある場合などは特にです。
飼い主さんの声に反応してくれることもあります。

・インコがよく反応していた音(おもちゃの音など)や声を録音して、音を出しながらインコを探してみてください。

・窓の外に普段使っていたケージを設置したり、好きなおもちゃを置いてみると、インコの目印になって、近くにいるときは帰ってきてくれるかもしれない。

・近所の人に、逃げてしまったから見かけたら教えてほしいと連絡をもらえるようにしておく。

・インコが飛び立った方向とは逆の方向も探す。
というよりも、周辺をまんべんなく探してみると見つかる可能性も広がります。

木の上や電線などの高い場所にいることがあります。
木の茂みに身を潜めて隠れていることがあります。
家に戻ってきて、ベランダにいたりすることもあります。
人に馴れているインコは保護される可能性が高いです。
カラスや他の天敵に襲われる可能性もあり、そういう報告も多数あります。インコにとって天敵のいる周辺もよく気にしてみてください。

2.ポスターの準備(手作りで可)

・インコの写真、その子の特徴(種類、色など)飼い主への連絡先を記載したものを複数枚用意してください。

・できるだけ、人目に触れるところに設置してください。動物病院などだと、貼ってくれやすいですし、やはり同じく動物を飼っている人が来る場所なので有力な情報を得ることができます。
ただ、私有地に貼る場合はその土地の持ち主の方にしっかり許可を取ってください。

・隣町で保護されるケースもあります。意外と遠くまで行っている場合もありますので、遠くまで足を延ばしてみるのもいいと思います。

3.警察署への届け出

・まずは、最寄りの警察署と交番へ連絡しましょう。その時に運がよければすでに保護されている場合もあります。
・警察署は管轄ごとで管理しているため、少し離れて管轄外のところに行った場合は情報を共有していないので、少し離れた場所の警察署まで行ってみるのもいいでしょう。

・似通ったインコが見つかっても連絡のない場合がありますので、あまりにも連絡がない場合は、自ら定期的に問い合わせを行ってください。

4.インターネットでの情報発信

・迷子の掲示板サイトへの登録
メールアドレスは個人的なものでなく支障のない、フリーアドレスを使いましょう。
いろんなサイトがありますので、複数登録したら見つかる可能性も上がります。インコが見つかった場合は、見つかったことを報告しましょう。

・Twitter
Twitterに登録している人は、フォロワーに拡散してもらいましょう。
そして、Twitterアカウントを持っていない人も、知人のつてを頼って、Twitterで拡散してもらうといいでしょう。
Twitterは意外と広く情報が広がりますので、見つかる可能性は高くなると思います。

5.インターネットで探す

・保護掲示板や里親募集のサイトを見てみてください。
もしかすると、保護した人が里親を探すのにサイトを使っている可能性もあります。

・警察の遺失物の公表ページ
必ず見つかるという訳ではありませんが、いるかもしれません。
もしも、警察署で保管された場合、3ヶ月という期限がついてしまいます。そうなると、その期限が過ぎてしまうと、保健所や保護施設に移動してしまうということになります。

悲しい現実なのですが、インコの本当の飼い主ではない人が、飼い主として名乗り出ることがあるようです。
それも、特殊なインコの高騰化が関係しているようです。
結局はタダで手に入れ、ネットでオークションにかけるという、犯罪に加担される訳です。
飼い主としては、とっても悲しい現実ですよね。
そんなことを避けるためにも、最後の砦となるインコの特徴は公にせずに、インコの保護をした保護主の方に確認のためにだけ伝えるようにしてください。
全ての情報を張り紙に書かずに、何か一つでも大事な情報は置いておいてください。

迷子のインコを出さないためには、人間がいかに注意を払えるかによります。
ですので、あきらめずに探すこと。
そして、根本的に外へ逃がしてしまう確率は減らしましょう。

大切な命です。
家族です。
そのことを忘れずに、心の中に気にする部分を作ってあげてください!

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