まずはどうしたらいいの?
外に出てしまったらカラスや猫など、飼い鳥の天敵がたくさんいます。
残念ながら保護されても数日で亡くなってしまう子もいます。
あわてず落ち着いて、早めの行動を心がけ、上手く情報取集をして捜索を!
迷子にしてしまった時の初期対策
※この順番はあくまでも参考です。状況に応じて判断してください。
- 周辺を探す
まずは飛んで行った方向を重点的に。姿は見えなくても声に反応する事があります。名前を呼んであげたり、youtube等で鳥の鳴き声を流しながら探すのもいいでしょう。日が昇る直後や、日が沈む前は鳴く可能性が高いです。特に早朝は周りも静かなため鳴き声を聞き取りやすいです。2日目以降の捜索は出来れば日が昇る前から開始することをお勧めします。
- SNSで迷子情報を拡散する
現在、鳥の迷子情報の収集・拡散はTwitterが一番盛んですが、出来るだけ多くの人の目につくように、Twitterの他にもフェイスブックやインスタグラムなど、よりたくさんのインターネットSNSを利用しましょう。
目撃情報もよくツイートされています。
SNSは登録するだけでなく、コメント等での情報をこまめに確認することが重要です。特に目撃情報はタイムリーな情報取得が生存の鍵を握ります。情報提供先【受け取り先】を一つのメールアドレスに絞るほか、コメント通知設定をオンにして、自身ですぐに確認できるようにしましょう。ツイッターを利用の際はフォロー外からでもDMを受け取れるようにしておきましょう。
- 知人・友人等に協力依頼する。またはSNSで協力者を募る。
人手は断然多い方が良いです。また捜索は初動が大切です。出来るだけ早く協力をお願いしましょう。友人もですが、TwitterやインスタグラムなどのSNSでも協力してくれる方はたくさんいます。1日数時間でも協力してくれる方がいれば、ご厚意に甘えて手伝ってもらうことも検討しましょう。★Twitterでの情報収集
『迷子の鳥がいる』とTwitterで写真付きで投稿されているのをよく見かけます。『インコがいた』『肩に乗ってきた』等々、保護をするといった認識がなくても、インコがいたら珍しくて投稿する方がいます。目撃情報は常にチェックして、参考にして捜索を!
※ツイッター未登録でも閲覧することは可能です。
【検索ワードの例】
インコ ○○(地域、例 #大阪 #豊中)
インコ 迷子(保護)
インコ いた
インコ 電線
インコ 飛んできた
インコ ベランダ
インコ 野生
インコ→「鳥」や鳥の色や種類を追加して検索してみても。
次にできる対策
※早ければ早いほどベストです
- ネットの迷子掲示板に掲載してもらう
鳥の迷子や保護情報はネットの掲示板も活用されています。迷子情報を投稿し、情報収集をしましょう。掲載してもらえると保護情報や目撃情報を得た方が連絡してくれることが多々あります。
- 警察署に届出をし、愛護センターに問い合わせ確認をする
ペットや飼い鳥は落し物扱いになります。警察では会計課というところが所管箇所です。届出を行なっておくと、拾ってくれた方が警察に届けてくれれば、警察から連絡がきます。
また、警察に届けがあった落し物は都道府県別で管理されています。近隣の市が違う都道府県であれば、そちらにも届出をしておきましょう。
なお、愛護センターと警察は連携がない場合もあるため、両方に連絡をしておきましょう。
- ポスター、ちらしを貼る
※謝礼があれば協力者が増えることも
近くのスーパー、コンビニ、お店、学校、ペットショップ、動物病院、電柱、マンション等にポスターの掲示をお願いをしましょう。
特にインコの餌が売っているところ(100円均一でも売っています)は要チェックです。
※ポスターやチラシなどはどんな場所に貼るにもその場所の所有者の許可が必要です。必ず許可をとるようにしてください。
大手ペットショップや動物病院は既にそういった掲載スペースが確保されているため、比較的許可を取りやすいです。大手チェーン店は許可を取るのに時間がかかりますが、コンビニであればフランチャイズの可能性もあるので、まずはお店の方にお願いしてみましょう。個人商店であれば即決で掲示してくれることもあります。動物病院や学校は事前に電話をしてみてアポイントをとり、それから許可を頂くとスムーズです。
- ポスティングやチラシ配り、
地域の情報誌やフリーペーパーへの掲載依頼
ネットやポスター貼りだけでは限界があります。出来るだけたくさんの人に知ってもらうため、チラシ配りやポスティング、地域の情報誌やフリーペーパーに掲載してもらうことも視野に入れましょう。
例えば・・・
シティライフ や ぱど など。
細かな地域版を発行されている情報フリーペーパー。
無料で掲載してくれるものもあります。
- 里親募集サイトさんを確認
保護をしてくれても「警察に届ける」ということを思いつかない・知らない方もたくさんいます。そのまま里親募集されてしまうケースもたまに見かけます。里親募集サイトも定期的に確認しましょう。
さらに時間が経ったら
※時間が経ってからでも運良く保護されていた鳥さんが見つかる場合があります。諦めないで。
- 警察の落し物検索を活用し、定期的に確認する
各都道府県毎にネットで落し物検索ができる警察のサイトがあります。
警察に届けを出していても行き違いや見落とし等により連絡がない場合があったり、掲載されるまでに時間がかかる場合もあります。
定期的に確認をして心当たりのある掲載があれば問い合わせしてみましょう。
- 動物の死体処理センターへの確認
悲しいことですが、すでに亡くなってしまっている可能性も考えられます。一般的に動物の死体処理は市が請け負っています。住民の通報等で、市が引き取って処理をする場合があるため、気になる方は自治体へ連絡し確認してみましょう。
迷子にさせないために
不慮の出来事とはいえ、やはり迷子にさせないことが一番重要です。自分自身で出来る予防策をしっかりしておきましょう。
例えば・・・
→放鳥する時は、窓や出入り口が閉まっていることを必ず確認し、放鳥していることをしっかりと意識しましょう。放鳥していることを気に留めていなくてうっかり窓を開けてしまうこともありえます。
→クリッピングしているからといって油断せず、窓は必ず閉める。羽を切っていても意外と飛べるものです。外に逃げてしまった時に満足に飛べずかえって危ない場合も。
→家族が逃してしまうこともあります。放鳥時に何気なく窓やドアを開けてしまうことのないよう、家族の方にもしっかりと意識してもらいましょう。
→鳥に詳しくないおうちに預ける時には、どんなに慣れていても鳥は逃げることがある、パニックを起こして飛び立ってしまうことがある、ということをよく知ってもらい、気をつけてもらいましょう。
もしものときのために
実際に起こってしまったとき、ふだんから心構えがあると初動が違います。もしもの時のことを考えて、準備はしておきましょう。
例えば・・・
→スマホのボイスメモに呼び鳴きを録音する。我が家の鳥が反応するか確認して残しておく。
→わかりやすい写真をとっておく。SNSでの告知やポスターづくりやフリーペーパーへの掲載に、用意があるとすぐに使用できます。
→迷子鳥・保護鳥の検索サイトさんを確認しておく。いざという時にすぐに投稿出来るよう、有効な検索サイトさんを確認しておきましょう。
→もしもの時の行動メモを作っておく。頭の中ででもシミュレートしておく。どうしていいかわからなくなってしまった時にメモなどがあると素早く動けるかもしれません。