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逃げたインコを探すときのポイントと見つけたときの対処法。

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逃げた直後に探すポイント

まずは逃げる姿を見かけた場合など、直後から探し出すときのポイントを紹介します。
 
 

逃げてすぐは意外と近くにいる

インコは逃げてすぐなら一気に遠くへ飛んでいくことはほとんどないそうです。

アパートなどであればすぐ上や下など 近所のベランダなどにとまっているのを発見されるケースも 多くあります。

名前を呼びながらまずは近くを探してください。
 
 

直後なら逃げた方向を覚えておく

逃げた方向をしっかりと把握し、まずはその方向周囲を探しましょう。

時間が経てばたつほどインコが飛んで行った方向が特定しにくくなります。

飛んで行った方向で見かけることができずに12時間も過ぎれば逃げ出した方向はあまりあてになりません。ある程度時間が経過した場合は探す範囲を広くしましょう。
 
 

逃げた直後~見つけるまでのポイント

逃げた直後から時間が経過してもやってほしい探すときのポイントです。
 
 

キャリーと虫取り網の準備を

探しに行く場合はキャリーは必ず持って行かないと、戻ってきても自宅に帰るまでに再び飛び立ってしまうこともあるでしょう。

また、念のため虫取りあみなどの補助具も持って探しに出ましょう。

いなくなってから準備しても手遅れなこともあるので、事前に準備しておくほうが無難です。
 
 

近所のインコの近くにいることも

インコはもともと 群れで生活する習性 があるためか、他人の飼い鳥を見つけてその近くで過ごしているところを保護されるケースも多いようです。

またベランダに放置していたケージに勝手に住み着いていたという事例もあります。

そういったケースも多いため、近所の方に見てもらえる・知ってもらえるようにポスターや声掛けも必要かもしれません。
 
 

名前を呼ぶ

探すときに大声をだしているとインコに聞こえてもおどろいて近付かないかもしれません。

冷静になって 大きな声でも乱暴な口調にならないように注意 しましょう。

嫌になって逃げだしたわけではないでしょうから、飼い主の声が聞こえればインコも反応してくれると思います。
 
 

好きだった音をだしてみる

私たちがついつい反応してしまう音楽があるように、インコにもお気に入りの物音やオモチャがあると思います。

調査をしていると「ツボをたたいた音がお気に入りだったので、たたきながら探していたら寄ってきた」という事例もありました。

普段からお世話している飼い主だからこそ知っている情報があると思います。

普段インコが反応していた・興味を示していたような音を録音して流しながら探したりするのも有効かもしれません。
 
 

ベランダや窓際にケージを置いておく

すぐにインコが戻ってこなくても、飛び出して行ったベランダや窓の近くにはケージをおいて扉も開けておきましょう。

逃げ出して数日経過しても、ベランダに置いていたケージの上にとまっていたというケースも珍しくありません。

窓を開けっぱなしにできる状況なら窓を開けて、いつでも入ってこれるようにしておきましょう。
 
 

ポスターを作って掲示する

ポスターを作成して掲示することで連絡が入ることもあります。
 
 

個人作成して掲示

ポスターを個人で作成してペットショップやその他の店舗、個人宅などにお願いをして貼らせてもらい、皆に診てもらえるようにします。

逃げてから日時が経過するほど遠くへ行ってしまう可能性が高くなるので、すぐに動き始めましょう。

20㎞離れた場所での発見事例もあるので、隣町くらいまで掲示の依頼をした方がいいでしょう。
 
 

ポスターを作る時のポイント

ポスターを掲示してもそれを立ち止まって隅々まで読んでくれる人は多くはないでしょう。

「パッと見」だけで相手に最低限必要なインコの特徴がわかるようにします。
 

参考:迷子ペット.net

いろいろ書きすぎると情報が多くて大切なポイントが頭に残りにくくなります。

  • インコが逃げた
  • 全身の写真
  • 特徴
  • 連絡先

最低でもこれくらいの情報はパッと見ただけで伝わるようにしましょう。
 
 

保健所や警察署への届け出も

意外?と多いのが警察や保健所で保護されているケースです。

警察署・交番などへ行ってインコが逃げたことを伝え、特徴を細かく伝えましょう。

届け出さえしておけば「拾得物」として届けられた場合、特徴が合っていれば飼い主へ連絡が入ることがあります。

ただし 必ず連絡が来るともいえないため、 自分からこまめに確認の連絡を入れるようにしましょう。
 
 

SNS・インターネット・地域情報を活用

SNSやインターネット上ではインコに限らずペットの迷子情報が飛び交っています。

とくに地元のSNS・コミュニティを見つけるなり自分で作るなりして、迷子情報を発信しましょう。

ポスターと同様に見てくれた人の記憶に残らないと意味がありません。簡潔に解りやすく情報をまとめてアップするように意識してください。

また、飼い主からの情報が無くても「迷いインコ」等としてツイッター等で呼びかけがあっていることもあります。
 

参考:ツイッター

情報を発信するだけではなく、迷い鳥として掲示されていないかを検索することも大切です。

探す場所のポイント

次にインコを探す場所のポイントをまとめました。
 
 

他の飼い鳥・インコがいる場所

野生化したインコが数匹の群れで生活しているケースもあります。

野外でインコなどの飼い鳥を見かけたときは記憶にとどめておきましょう。

自分のインコが逃げたときも同じ場所に行く可能性もあります。
 
 

天候・気候に合わせた場所を探す

探すときもやみくもに探し回るよりも、天候や気候に応じて「居そうな場所」を探す方が賢明でしょう。

  • 日中なら青菜類のある畑
  • 暑いときは日陰・風通しの良い場所
  • 風が強ければ風が当たりにくい場所
  • 雨の日は雨をしのげる場所
  • 夕方なら寝床になりそうな木々の枝

こういったことを想定しながら探してみましょう。

つまり夏の炎天下に日が当たる場所を探してみたり、雨が降る日に電線の上を探してもあまり現実的ではありません。
 
 

運送業者・ドライバーにポスターを渡す

運送業者など運転が常である人にポスターを見てもらったり、確認できるように渡しておくのも効果的です。

「探してください」となると運転がおろそかになりますし、断られるケースもあるでしょう。

「こんな状況です。頭の隅にでも置いといて、もし見かけて余裕があったら連絡ください。」
この程度くらいのお願いであれば気にかけてくれるはずです。

「どんな色の小鳥がいなくなった」という情報があるだけでもちがいます。

明るい色の鳥は普段あまり見かけないため、見かけたときは印象に残りやすく保護までしてもらえなくても「あのあたりで見かけた」という情報が得られた事例もあります。
 
 

インコが帰ってきたらやるべきこと

どのくらい早く対処したか・努力したかにもよると思いますが、いなくなってしまったインコが戻ってくる確率は50%以下程度ときいたことがあります。

さて、インコが運よく見つかって帰ってきた場合にやるべきことがあります。
 
 

見つかったことを知らせる

インコを見つけるために知人に声掛けしていたり、SNSやインターネットなどで迷い鳥として発信したり、ポスターを掲示したのであれば、見つかったことを知らせる必要があります。

ポスターであれば撤去するだけでも構いませんが、掲示させてもらっていた方々にはきちんと報告しましょう。
 
 

動物病院で健康診断を

1~2日でインコが返ってきた場合は問題ないかもしれませんが、数日さまよって帰ってきた場合は体調を壊していたり、病気をもらってしまっていることも考えられます。

なんにもないかもしれませんが、戻ってくるまでに何日もかかってしまった場合は念のために動物病院で健康診断などを受けたほうがいいでしょう。
 
 

皆のインコが逃げ出した時の状況

ほとんどが放鳥中に逃げ出していましたが、ケージのトラブルによるものもありました。

インコが逃げ出したという事例を調べてみると、逃げたときの状況としては以下のようなことがありました。

  • 窓が開いていた
  • 他者がドア・窓を開けた
  • 日光浴中
  • 放し飼いをしていた
  • 鳥かごの扉が開いていた
  • ケージの破損
  • ケージ・キャリーの扉を開けた瞬間
  • 飼い主などの後追い

放鳥前に窓が閉まっているかを確認すれば予防できるケースがほとんどです。

他者が急にドアや窓を開けてしまうのはどうしようもないところはありますが、できるだけ皆に放鳥中であることを伝えるべきでしょう。

また、ケージの破損により逃げ出すこともあるので、日頃からケージのメンテナンスや点検も怠らないようにしましょう。
 
 

まとめ:鳥は飛ぶもの・外に出るものと思うこと

この記事では「逃げる」という言葉を使っていますが、べつにインコは今の環境に大きな不満を持っているとか、そんなことで「逃げる」のではありません。

ただただ、外に興味があるんです。外をいっぱい飛んでみたいんです。(たぶん…)

だって鳥ですもの!

ずっと逃走を続けているというよりも、興味があるものがあればそこへ行き、さらに面白いものを見つけてさらに遠くへ、時には近くへ移動しているんだと思います。

また屋外なら今までなかった刺激も多く、パニックになり自分がどこにいるのか・帰る場所がどこなのかが分からなくなって帰ってこれないということもあるでしょう。

今回調査していて感じたのは人馴れしたインコは誰かが保護してくれる可能性が高いということです。

人がインコ慣れしていなくてもインコの方から肩にとまって保護されたり、人に近づいて簡単に保護されたりというケースも多いようです。

個体差があるので難しいこともあるかもしれませんが、どんな人にでも慣れて近づくようなしつけをしていれば、もしもの時に役立つと、あらためて考えさせられました。
 

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